前回に引き続き、卒業生の文章を掲載しています。
先生と話す内に体裁や偏差値ではなく、本当に学びたいことを学ぶことが人生の価値に繋がるのだと感化され、元々志願していた大学の他に、勧めていただいた大学の中から関心のある大学を受験しました。主に文学・哲学系統の大学学部です。そしてその大学に合格し、都内の大学に進学しました。
元々集団行動や組織が苦手な人間なので、大学では入学後すぐに単位を落とし、試験を落第し、それもあまりにも単位数が少ないので教授に心配され呼び出されたこともありました。しかしある程度自分の裁量で授業を選択し勉強できる点は助かり、勉強自体も苦ではなかったので留年することもなく徐々に慣れていきました。
大学では友人に恵まれ、高校時代にいじめに遭い不登校だった子や、発達障害を持っている子、通信制高校に通っていた子など様々な出会いがありました。自分だけが人に理解されない孤独な人間なんだとばかり思って生きてきましたが、世の中様々な事情を抱えた人間もいて、決して自分だけではないことを知りました。またサードプレイスで考えてきたことがそれらの仲間と共有でき、余計に仲が深まったり、「そういう選択がしたくても勇気が無くてできなかった、羨ましい」と言われることもありました。モラトリアムな大学の気風の中、大量の本を読んだり、小説を書いてみたり、日本一周旅をしたりと思うままに過ごしました。
卒業後は他大学の大学院で歴史を勉強したいと思い、契約社員で塾講師として働く傍ら1年勉強しましたが受からず。もう一年契約社員として働きながらフラフラし、その後同業界で転職し現在は正社員として都内で働いています。毎日スーツを着て混雑した電車で会社と家を往復する日々です。(続く)